
GENBA Lab.の武田です。中小ゼネコンで現場監督歴17年、所長歴11年の経験があります。
否定的な意見の対処法
物事に対して何かと否定的な意見を言ったり考えたり。そういう人は少なくありません。そういうマイナスの考え方しかできない人は、正直すごく嫌いです。
何か新しい取り組みをしようとした時、たくさんの良い面があったとしても、数少ない悪いところばかりに目が行く。そして「だからやめた方がいい」と説得したり攻撃したりする人。何かにチャレンジしたい人にとっては敵になり得ます。
今回は、そんな人たちに対する対処法をお伝えします。僕の経験した実例を元にお話ししていきます。
僕は、現場監督のリモート化の取り組みを行っています。この話をすると、必ず「安全管理どうすんだ」とか「事故起きたらどうするつもりなんだ」と言って、否定してくる人がいます。
今までの常識が正解であればそれは正論。でも自分にとっては、業界が発展するための、チャレンジだったりもするわけです。心が折れそうになります。そんな意見に対し、どう対応するのが良いのでしょうか。
結論を言うと、その否定を「超前向きに捉える」のです。
捉え方ひとつでポジティブ思考に!
「事故起こしたときに対応できないだろ」と言われた時、僕はこう返します。
「確かに。他にはありますか?」と。
さらに「急にお客さんが突然来た時どうするんだ」と言われとします。
「確かに。他にはありますか?」と言います。
別にバカにしているわけではありません。僕は「物事は必ず表裏一体だ」と知っているだけなのです。つまり、どんな否定的な意見だったとしても「それを解決さえすれば、うまくいくということですね」と受け取っているだけなのです。
否定的な意見をそのままマイナスで受け取ってしまっては、ヘコむだけ。そうではなく「指摘をして頂けている」とプラスで受け取るわけです。逆に言うと、「それ以外は問題がない」とほめてくれているともとれるわけです。
「事故が起きたときにどうするんだ!」
→それが対処ができれば、うまくいくという事ですね!
「現地でしかわからないことだってあるだろ!」
→現地じゃなくても解決できれば、うまくいくという事ですね!
よく考えると、チャレンジをする時というのは、どうしてもうまくいくイメージが先行してしまうことが多くなります。そんなとき、否定的な意見を言ってくれる人の存在は重要だとも言えます。
自分には100のメリットが見えていたとしても、たった1つのデメリットで失敗することもあり得ます。そしてそれは自分には見えていなかったわけです。それを補填してくれる人がいるというのは、強みにもなります。
予めうまくいかない可能性を指摘してくれている人がいるのであれば、それを事前に解決しておくことも可能。自分でも見えていた問題も含め、さらに他の問題点まで解決できると言う事になるわけです。
世の中には、どんなことに対しても否定的な部分しか見えない人もいます。これはある意味、専門スキルなのかもしれません。その能力を活用しない手はないと思いませんか?だってそれを解決したら、アップデートできるわけですから。
起業するとか会社の業務だけではなく、自分でゲームを買う時だってそうです。「ゲームばっかりしているけど、勉強は大丈夫なの!?」と親に言われたなら、「勉強がきちんとできればゲームしていいって事だな!」と捉えられるのです。
結局これが、無敵のポジティブ思考であり、僕はそんな風に生きてきました。
そう考えてうまくコミュニケーションをとっていくと、先に解決すべき事案ばかり見てくれる人がいることに気付くわけです。これは貴方にとってチャンスと言えます。Youtube配信のアンチコメントも、僕にとってはありがたい話に映ります。
否定的な意見を逆転させ、問題点に気付けるチャンスをと捉え、自分だけはどんどんアップデートしていきましょう。