
GENBA Lab.運営の武田です。建設業界の底上げに貢献するための活動や発信をしています。
昨今の建設業は人手不足に喘いでおります。職人不足・・技術者不足・・。
ですが、少し思うところがあります。
『本気で採用活動されましたか?』
人手不足…本気で採用活動していますか?

皆さん、本気で人材を獲得しようとしていますか?よく聞くのは「募集はしているんだけど、全然来ないんだよ」という話。
よくよく話を聞くと、とりあえずハローワークに。とりあえず安い求人広告に投稿。知り合いの伝手で求人サイトに便乗。
『ほらね!やっぱり来ない。』
仕方がないことだと割り切り、なんとなくやり過ごそうとしてはいませんか?
確かにコロナ禍によって、先行きは見通しづらくはなりました。本当に人を雇っても、大丈夫かという迷いが生じている部分もあります。
例えば、そこが本気になり切れない理由だとしましょう。
思い出してみて下さい。長野オリンピックの時。コンクリートから人への時代。リーマンショックに包まれたとき。東北大震災の時。台風による大きな被害が出たとき。
今は人がほしいけど、この先どうなるかわからないし。そう思っていませんでしたか?
型枠大工が不足している。内装屋が減っている。みんな高齢化してきているのがはっきりとわかる。「どうにかしないとだめだよなぁ。」そうぼやいていませんか?
考えてみてほしいのです。
なんとなく求人に出し、人がきたことがあるのでしょうか。戦力になったのでしょうか。ただ義務のように求人に出すだけの作業をしていたのではないでしょうか。
考えてみてほしいのです。
職人が高齢化していること、前からまずいと思っていたのではないでしょうか。「業界全体が本気にならないと・・・」と他力を期待し、自分は外野の気持ちだったのではないでしょうか。
集団とは「個」の集まり。建設業界とは、皆さんのような方の集まりで、考えることに大差はありません。つまり、みんな「誰かが・・・」と考えている。そんな業界は変わっていくと思いますか?
そんなはずありませんよね。建設業は、発展もしないし衰退もしていません。「無」です。この変革の時代において「無」なのです。
来年の事は分からない。それはきっと、1000年前から同じです。そして今抱えている悩みは、解決しない限り来年も悩む。これもあたりまえの話です。
建設業に面接を受けた就活生から、たまにこんな話を聞きます。
- 人手不足といっているわりに、面接に行っても本気度が感じられない。
- 建設業の求人が全然見当たらない。ほんとに不足してるの?
職人を抱える経営者さんと話をすると、「どうにかならないのかねぇ」的な話。「このままだとまずいよねぇ」的な話は、非常に多いと感じます。だからどうするとか、だからこうしてみるとかではなく。
結果、現在の業界がどうなっているのかは感じられている通りです。現場は結果がすべて。私はそう教わってきました。
少し辛辣な文章を羅列してしまいました。気分を害された方がいたら、申し訳ありません。
ですが、こんな個人の記事に心を乱されるのは、思い当たる節があったということではないですか?それに気づけるのであれば、私は嫌われ者にでもなりましょう。
まとめ

私は、建設業を愛してます。時代の礎を築き、時代の先端をひた走り、そしてこれからも形を変えながら発展していく業界だと確信しております。
だから皆さんにも、本気になってほしい。
時代も変われば、求人の方法も変わっています。「そこについていけないから、人が来ない」かもしれません。そうではないかもしれません。試行錯誤し、可能性を一つ一つ模索して下さい。
建設業はこれからも必要とされます。
時代に対応できるならば。形は変わっても、技術の原理原則は変わらないから。
明日に備えましょう。