【施工管理】労災経験者が語る安全管理の大切さ

労災経験者が語る安全管理の大切さ
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GENBA Lab.運営の武田です。建設業界の底上げに貢献するための活動や発信をしています。

社会人1年目に労働災害を経験している私が安全管理の大切さについて語ります。

  • 安全管理はなぜ重要なのか(why)
  • 安全管理のどこが重要なのか(point)

若手にとってみたら書類が面倒、なんで毎日こんな点検をやらなければいけないのかと感じることもあるかもしれません。しかし、今回の私の経験談を知っていただいたことをきっかけに安全管理について考え、これからの現場生活に活かしていただけたらと思います。

この記事を書いた人

武田祐樹(たけだひろき)

総合建設業に17年在職し、官民問わず数多くの実績を積む。

現在はオンラインを中心に活動し、中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活動。YOUTUBEや音声配信、インスタグラムなどで情報発信を行い、電子書籍出版やオンライン講師、オンラインセミナー活動も積極的に行う。

保有資格

  • 1級建築士
  • 1級建築施工管理技士
  • 1級土木施工管理技士

建設現場生産性向上サポート
HT RaisePLAN 代表 

目次

僕、労災を起こしました・・・

社会人になりたての1年生の時、労災を起こしました。現場で血を流し、少しの間意識がなくなっていました。

当時僕は、基礎コンクリートの出来形写真を撮るため、地盤よりも1.5mほど低い場所にいました。現場の工区は2つに分かれており、僕がいない工区で埋め戻しの作業が行われていました。

立っていた場所は、ダンプなどの車両が通過するために作られた仮設桟橋のすぐ横。通路として敷き鉄板が敷設されているその付近にいたため、立った時の僕の目線は、ちょうどその鉄板と同じくらいの高さでした。

その日は僕のいる工区には車両が入らない打ち合わせだったので、特に気にすることもなく写真を撮っていました。ふと、ゴー・・・っという低く重たい音が聞こえて来る気がして、顔を上げました。

顔のすぐ前に見えたのは、黒く大きな物体。すぐにそれがダンプのタイヤだと気付き、反射的に怖くなったため身をひるがえそうとしました。

「パン!」と、何かゴムを弾いたような音が聞こえ、その後の記憶はありません。気がつけば病院のベッドでした。

簡単に言うと、通路の鉄板の上に握り拳くらいの大きさの石が置いてあり、それをダンプのタイヤが踏み、弾いたのです。距離にして1m程度しか離れていない場所に僕の顔があり、ちょうど眉間にそれが当たったのです。

ダンプの運転手は気付かず、血を流して倒れている僕を、たまたま通った電工の職長が見つけたとのことでした。

その後全てを伝えられた親は涙ぐみ、「そんな仕事はやめなさい」と言いました。そしてその日から半年くらい、親は毎週のようにFAXでいろんな会社の求人広告を送ってきました。心配だったのでしょう。

幸い大きなケガにはならず、顔面打撲という事で事なきを得ました。次の日は土曜日だったこともあり土日を休みにあて、月曜日からは現場に出ていました。もちろん労災認定はされました。

現場監督が行う安全管理の目的

現場監督が行う安全管理の目的とは何でしょうか。

  • 現場で働く人の命を守ること
  • 会社を守ること

重大な事故リスクは確実に排除し、小さなリスクも可能な限り減らす努力を行うのです。

前線で働く職人の安全を最優先に考えます。ただし立場が「監督」である以上、自らの安全は常に確保することが鉄則です。万が一の際には、迅速に対処しなければいけないからです。

働く全員が無事に家に帰ること。ある意味では、家族を守ることが大切だとも言えます。

でもそれと同時に、彼らを守るべき自分も守らなければいけません。実際に安全対策をすることは重要ですが、それだけではなく、対策をしたことを「記録」として残すことも重要なのです。

なぜなら安全対策を行ったとしても、多くの場合は何事もなく一日が終わります。現場全体を通して事故が起こることの方が少ないからです。そのため、「しっかりとした安全対策を行っている」という記録を残し、現場内外の人間に対して安心感を与えることも重要だからです。

またその記録は、万が一何かが起こったときに、どういう状況だったのかを知るための重要な証拠にもなります。

被害者がただふざけていた時に起きた事故かもしれません。本当に危ない状況だったのかもしれません。それをしっかりと記録することによって、自分の「正当性」を主張し、会社を守ることもできるのです。

安全管理とは、現場を整備したり点検することで、現場で働くすべての人を守ることにあります。そして同時にその活動を記録していくことによって、会社を守ることも安全管理の一つなのです。

安全書類は面倒くさいですよね。毎日の点検はしんどいですよね。その活動のほとんどは意味があるのかないのかわからないもの。なぜなら、事故はめったに起きないから。

ですが、そう思えているのは、管理が機能している証拠です。

地道ですが、大切な業務を淡々とこなしていきましょう。

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