
GENBA Lab.の武田です。中小ゼネコンで現場監督歴17年、所長歴11年の経験があります。
建設業界をもっと働きやすい場所にするために現場効率化事業をスタート。発信活動にも力を入れています。
- 建設業のデジタル化
- 生産性を上げる方法
- 部下の育て方
- 先輩や職人との接し方
- 図面の読み方
- 悩みの解決法
などなど、主に、現場監督目線での配信になります。
上司にとっても若手や新人にとっても、役に立つ配信をどんどんしていきます!
変化を楽しめ!

現代はまさに変革の時代です。
そもそもアナログからデジタルへの変革期であったところへ、コロナ禍による外出自粛が追い風となり、半強制的に変わらざるを得ない状況になりました。
デジタル化が遅れていると言われる建設業においても、少数派ではありますがこの波は来ているように思います。時代の潮目でもあり、また2023年に始まる残業規制を目がけて、IT化に舵を切る企業はどんどんと増えてきているのは事実だと思います。
しかし、会社の方針として導入しようとした時に、多くの社員は「今の業務でも大変なのに、何で新しい事を覚えていかなければいけないんだ」と反発します。
いくら効率化を行うためとはいえ、慣れるまでは不便になってしまうという主張であり、そのストレスですら許容できないくらい限界にきているという言い分なのです。
とはいえ、一度会社が「変わる」という方針を打ち出した以上、どんなに抵抗しようがその決定が覆る事はほとんどありません。時代を超えるための変革だととらえての方針転換だからです。しかも、やってみなくちゃわからないことが多いため、多少の抵抗は許容するのが当然だからです。
だから多くの社員のいう「なんでそんなことしなきゃいけないんだよ!」と不満の声は、会社には届かないという事なのです。それでも不満は尽きませんが。。
そんな状況を見た時に、僕は「もったいないな」と感じます。どんなに抵抗をしたとして、この流れは変わりませんし、決定は覆らない事はきっとわかっているはずです。つまり、どうせやらなきゃいけない事なのです。
そういう変化を求められるような事例が起きた時や、また何かの事象に巻き込まれるような形になってしまうことは少なからずありますよね。そんなとき、考え方一つでどんな風にでも感じることができると、僕は思います。
要するに「どう捉えるのか」という事です。
冒険心が大事!

昔からそんなこと経験しませんでしたか?
子供の頃、お母さんに頼まれたお遣いもそうでしたよね。不満たらたらで野菜を買いに行った記憶があります。くじ引きで決まってしまった、学校祭実行委員会もそうです。決まってしまった以上、やらなければいけません。
ではそんな時、どう捉えればいいのか。答えは簡単。「どうせなら、楽しんでしまえ!」ということです。
入社したての頃は、そもそも仕事なんてものは知りませんでしたよね。だけど頑張れた。それはなぜかと言うと、自分の気持ちの中で「学ぼう」とする意思があったからです。その時に新しいシステムが導入されたとして、きっと何とも思わなかったはずなのです。
にもかかわらず、今新しいシステムには反対をする。要するに気持ちの問題だと言いたいのです。単純に捉え方、受け入れ方の問題だという事なのです。
行きたくもない合コンに誘われた。なし崩し的に行くことになってしまったとします。そうなると、どの道そこに存在しなければいけない時間はあるわけです。むすっとし続けるという選択肢だってあるのは確か。でもどうせだったら、思いっきり楽しんだ方が得だと思いませんか?
導入する新しいシステムだって、いずれマスターしなければいけないもの。抵抗しようが、不満を言おうがやらざるを得ません。だったら早く受け入れ、ワクワクしながら楽しんだほうがいいと思いませんか?これはうまくいくか誰にもわからない、いわば「冒険」なわけです。
そんな組織ぐるみの冒険に、思いっきり乗っかってスリルを楽しむのです。やってみて初めて分かる見識や経験は、抵抗する人にわかりません。確かに面白くないかもしれません。
ですが、少なくとも「知っている」という優越感はあるはずです。つまり、気持ちさえ整理できれば、デメリット何て見当たらないという考えもできます。
今は変化の時代です。
どうせやらなきゃダメなら、思いっきり楽しんじゃいましょう!