【新人教育】新人は一度聞いたことをすぐに理解できません【理解が大切】

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皆さんに後輩がいるなら「あいつは忘れっぽい奴だ」と感じたことはありませんか?
皆さんが新人なら、「自分は忘れっぽい人間だ」と感じたことはありませんか?

きちんと伝えているのに、すぐに忘れる。
きちんと言っているのに「はい?」とか「もう一回言ってください」と聞かれる。

頭が悪いんじゃないの?とか、耳が遠いんじゃないの?なんて思っちゃうくらい、何回も何回も同じことを感じたことはありませんか?

この記事を書いた人

武田祐樹(たけだひろき)

総合建設業に17年在職し、官民問わず数多くの実績を積む。

現在はオンラインを中心に活動し、中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活動。YOUTUBEや音声配信、インスタグラムなどで情報発信を行い、電子書籍出版やオンライン講師、オンラインセミナー活動も積極的に行う。

保有資格

  • 1級建築士
  • 1級建築施工管理技士
  • 1級土木施工管理技士

建設現場生産性向上サポート
HT RaisePLAN 代表 

目次

忘れっぽさには理由がある

・・・実はこれ、両方ともが僕でした。いつも小言のように言われ、怒られ続けてきました。でも、不思議と年齢を重ねるごとにそれがなくなりました。まぁ怒るような先輩がいなくなっているとか、怒れない年齢になっているのかもしれませんが。

とはいえ、おそらくほとんどの人がこういう経験をしているのではありませんか?心当たり、ありませんか?実はこの現象、みんな経験するはずなのです。誰か特定の人間だけが覚えが悪いとか、耳が遠いなんていうことはないのです。

これにはきちんと理由があり、決して頭が悪いわけでも、やる気がないわけでもないということわかって欲しいのです。

今回は、この現象をできるだけ簡単に説明してみます。

人間は情報を選択する生き物

人間は、知らずのうちに情報を選択する生き物です。耳や目から入ってくる情報は膨大であり、その全てを処理することは到底できません。だからこそ、自分に関係のある情報だけを抜き取り、それ以外は入ってこないようにできているのです。だってパンクしちゃうから。

「自分に関係のある」と感じるのは、つまり過去に経験したこと。そうではないと関係するかどうかわからないですし。ということは、全く知らない新しい情報のほとんどは、「自分とは関係のない情報」として処理されるのは、至極当たり前の話です。

仮に耳から入ってきていたとしても、今まで聞いたことのない情報であれば、反応することもありませんし処理されることはありません。つまり、聞こえていないのと同じことなのです。

カラオケボックスの中で、あんなに大きな音で歌っていたとしても、終わったあとにどんな歌を歌っているのか覚えていない現象。その正体は「自分に関係ない」と脳が自動的に判断しているからなのです。

新人や若手にとっては、業務の中で知らないことはまだまだたくさんあります。もちろん、興味をもつように頑張ってみたり聞いたりすることでしょう。でもそれは「意識して聞こうとする」ことによって頭に入れる準備ができている程度の話。

要するに、自分で意識したこと以外の範囲の情報は、すべてないも同然なのです。お判りいただけたでしょうか。

新人には情報の重要性が理解できていない

聞いたことをすぐに忘れてしまう現象の正体は、聞いていたとしてもその重要性が理解できていないからなのです。その場では重要だと聞かされたとして、ぴんと来ていなければそれは無意味な情報として処理されます。それ以外に自分に関連する情報がある場合は、そちらが優先されることになるのです。

耳が遠く感じるくらい話を聞いていない現象の正体も同じ。それは相手にとって無価値な情報だと自動的に判別しているため、聞こえていない状態になっており、結果として無視しているのと同じことが起きているのです。

彼らには決して悪気はありません。そしてあなたが今そうだったとしても、ダメなことではないのです。新しい世界に飛び込むとはそういうことであり、誰もがみんな同じ道をたどっています。

かといってほっといていいということもなく、先輩は興味を持たせるために多くの経験を積ませてあげましょう。そして自分に関連することなのだと、早い段階で気づかせることが重要です。

そして自分がそうなのであれば、意識的に周りに気を配り、少しでも多くの情報を記憶するように努力をすべき。なかなか大変ではありますが、大丈夫。

時間と共に情報が入ってくるようになります。安心して努力してください。

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