例えば学校とかで、周りの空気を読めよみたいな雰囲気ってありませんでしたか?大人の世界では、忖度なんていうものもありますね。この空気を読むスキルは、日本人の良いところであり、良くないところだとおもっています。
ところで、こんな研究計画結果はご存知ですか?
『空気を読む人間は年収が低い』
年収が高い人っていうのは、どうやら空気が読めないらしいのです。ズバズバと言って人を動かしてしまうのでしょうか。わからなくもない気がします。
自分1人動けば、自分1人だけの仕事ができます。でも自分が1人号令をかけて、100人の人間が動けば100人分の仕事ができます。
そう考えると、自分が号令をかけたときに何人の人間が動くのかが、年収になって跳ね返って来るのはわかる気がします。
例えば僕が号令をかけ100人の人間が動いたとします。それぞれの人が、自分の給料プラス10,000円の利益を上げたとします。この時点で、号令をかけた僕の給料は100万円です。
僕は号令をかけただけです。こういうものを作れ!って言ったら100人が、わかりました!って言って100個作ったのです。これで、100人の空気を読む塊ができました。年収が高いのは、空気を読めない側です。
では、さらにその100人の中を見てみましょう。リーダーになるような人間はどういう人でしょうか。きっと誰よりも早く、良いものを作れている人なのではないでしょうか?
周りのことを気にせず、俺が1番良いものを作ってやると空気を読まず先行したやつがリーダーになりますよね。だって、作り続けても全く差が生まれないわけですから。
こうやって、空気の読めないやつは年収が高くなるという理屈がまた成り立ちました。空気を読める人は、周りと同じ行動しか取れない人とイコールですよね。つまり機械と同じなのです。
これが社会の構図であって99人の有象無象の中の人間はみんな空気を読みます。その中で空気を読まずに自分の方向性を見出したやつが、そのさらに上の号令をかけた人間の空気を読みます。そして1番トップに立っている人は、自分がやりたいように号令をかけただけなのです。
結果最も利益を生むのは空気の読めない人。協調性がない奴と言うのは年収がおのずと高くなっていくと言うロジックになります。もちろん全部がそういうわけでありませんが。
周りが何をしているから、とか。今までどうしてきたから、とか。そういう目に見えない「空気」に自分を支配されそれに従う。これはとても楽な考え方ですが、進歩しません。
結局は誰が何を言っていたとしても、自分の意見をしっかりと持つことが重要なのです。その意見が、たまたま周りと一緒な時もあるでしょう。
でもそうでないこともあるはずです。そんな時に自信を持って「間違えているのは自分ではない。常識の方だ」と、言えるか言えないかだと思います。
そして、周りが動かなきゃ動かないという生き方と、思った時に動ける生き方。単純にどっちが楽しいですか?ということな気がします。
どんなに少数派だったとしても、好きなものは好きと言える。静かな映画館でも、面白い時には笑える。
先輩がやれと言われたやり方が違うと気づけば、しっかりと意見ができる。会社の常識がおかしいと気づけば、提言をすることができる。
空気を読んで周りに委ねるのは、とても簡単なことです。でも本当の自分を曲げ、やりたくもないことをすることになります。決して楽しくないですよね。
自分らしく楽しい人生を送るためには、多少空気を読まない選択をしていくのが良いと考えます。