優しさの正体・・・あなたは何だと思いますか?

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GENBA Lab.の武田です。中小ゼネコンで現場監督歴17年、所長歴11年の経験があります。

建設業界をもっと働きやすい場所にするために現場効率化事業をスタート。発信活動にも力を入れています。

  • 建設業のデジタル化
  • 生産性を上げる方法
  • 部下の育て方
  • 先輩や職人との接し方
  • 図面の読み方
  • 悩みの解決法

などなど、主に、現場監督目線での配信になります。
上司にとっても若手や新人にとっても、役に立つ配信をどんどんしていきます。

一般的に「優しさ」といえば、相手の気持ちを感じ取る気持ちのことです。もっと言えば、それを行動に移すことがわかりやすい優しさだと言えます。

例えば、誰かが両手に荷物を抱えながら「扉を開けなきゃ」と思った時、横にいる人がその気持ちを汲み取り、扉を開けてあげる。それをできてしまう人が、優しい人だと思います。そしてそういう人って、モテますよね。

優しい人になるために、いつも周りの人たちに気を配りなさい、なんて言われたことありませんか?僕は親にいつも言われていました。それが大切な考え方なんだよと。

でも、実は少し違うのではないかと思う出来事がありました。それは、友人が離婚をしたエピソードを聞いたときのことです。

友人は結婚して数年で子供を授かりました。そんな奥さんは、明朗でキレイ好き。いつ遊びに行っても柔らかい印象のインテリアで可愛らしく飾られた部屋。毎日掃除洗濯を完璧にこなし、休日は手作りのパンを焼いたそうです。

子供ができるとなかなか勝手が違います。大人の都合などお構いなしに、泣きます。寝ません。おむつを取り替え、ミルクも用意しなければいけない。全てが子供中心の生活になります。

もちろん優しい性格の友人は、炊事や洗濯を一生懸命に手伝いました。子供を寝かせたり、おむつを交換したりも手伝ったのです。・・・結果、それが原因でだんだんと二人の仲が悪くなったそうです。

お判りでしょうか、このすれ違い。ぱっと聞くと、頑張る妻とそれを支える良い夫という構図に見えそうです。優しさ溢れるエピソードに聞こえます。ですが、奥さんの受け取り方はそうではなかったのです。

完璧主義の奥さんは、子育ても家事もきちんとできる予定でした。でも子育てはそんなに甘くなかった。それでも一生懸命頑張ったのです。そんなとき、夫は家事や育児を「手伝った」のです。

大変そうなので、代わりにやってあげる。これを友人は優しさと捉えていました。たぶん多くの人は同じことを思っていると感じます。ですが、それは違うのです。なぜなら、目線が常に「他人事」であり「上から」だからです。

「代わりに」の時点で、本来はあなたの仕事ですと言っているようなもの。
「やってあげる」の時点で、あなたにはできないと言っているようなもの。

その気持ちが優しさからストレスへと変身させたのです。その後、子供が小学校の時に離婚をしました。優しさって難しいねと、友人は言いました。

優しさとは、相手の気持ちを考えることではありません。「相手になりきること」なのです。相手になった自分が、自分の頭で考え、やるべきだと思ったことを、ただ行動するだけ。

相手のことを考えて自分ならどうするかを考えているわけではなく、相手になって考えた結果するべきことをしているだけ。

そこには「代わりに」なんて発想はありません。「やってあげる」なんて気持ちはありません。だって、自分がやるべきことをやっているだけなのですから。

誰かのために何かをするのは、一見素晴らしい行動に映りますが実は違います。相手に「本来はおまえの仕事なんだぞ」と優しさを押し売りしている状況なのかもしれないのです。

そんな難しく考えず、相手になり切ればいいだけの話。そして次にすべき行動をやるだけでいいのです。

彼女になり切った時に、もっと可愛くなりたいと思ったからアクセサリーを買っただけ。
お父さんになり切った時に、温泉に入りたいと思ったから計画しただけ。

優しさとは、相手になりきること。その目線で考えたこと、したいと思ったことを、ただ当たり前にやるだけ。見返りも何も関係ありません。だってすべきことをしただけですから。

ただそういう行動をみて、相手に感謝の気持ちが生まれた時。初めてそこに優しさは生まれるのだと思います。

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