実は危ない！現場での行動5選

こんにちは、皆さん。建設現場での日常業務において、安全が最優先であることは言うまでもありません。しかし、日々の作業の中で見過ごされがちな危険な行動がいくつか存在します。

今回は、若手からベテランまで、建築・土木・電気・設備などすべての分野で再確認していただきたい「実は危険な行動」を5つご紹介します。これらのポイントを押さえて、より安全な作業環境を築いていきましょう。

1. ちょっと飛び降りる

例: 腰の高さからの飛び降り

腰くらいの高さ（約50〜60センチ）からの飛び降りは、一見無害に見えますが、実際には非常に危険です。例えば、鉄筋を乗り越える際に飛び降りる行動はよく見られますが、腰道具や周囲の突起物に引っかかる可能性があります。引っかかった場合、バランスを崩して頭から落ちることがあります。飛び降りる前には必ず周囲を確認し、しゃがんでから足だけを下ろすようにしましょう。

具体的な危険性

2. 危ないから隠れる

例: バックホーの稼働中に物陰に隠れる

バックホーが稼働しているときに物陰に隠れると、オペレーターから見えなくなり、非常に危険です。オペレーターは全方向を完全に視認できないため、視覚に入っていないと存在を認識されません。隠れるのではなく、自分の存在をオペレーターに知らせてから移動するようにしてください。

具体的な危険性

3. 親綱を使った墜落防止

例: 中途半端な親綱の使用

親綱を正しく設置しないまま墜落防止用として使用するのは非常に危険です。例えば、開口部や肩枠の端部に親綱を巻きつけて立ち入り禁止にする行動が見られますが、中途半端な親綱は安全ではありません。親綱を使う場合は、必ず適切な設備（スタンションなど）を設けて計画的に使用してください。

具体的な危険性

4. 後ろ向きで歩く

例: 挨拶後に後ろ向きで下がる

現場では、会話後に挨拶をして後ろ向きに下がることがあります。この際、後ろの状況を確認せずに下がると、突起物や開口部にぶつかる危険性があります。必ず振り返ってから後ろに下がるようにし、見える範囲で行動することが重要です。

具体的な危険性

5. 軍手でベビーサンダーを扱う

例: 軍手をつけたままベビーサンダーを使用

ベビーサンダーは非常に危険な工具であり、軍手をつけたまま使用すると巻き込まれる可能性が高いです。軍手の繊維が刃に引っかかると、手が巻き込まれてしまいます。必ず皮手袋を使用し、軍手での使用は絶対に避けてください。

具体的な危険性

まとめ

以上、建設現場での危険な行動5選を具体的にお伝えしました。特に新人や若手の方々には、このような行動がどれだけ危険かを理解し、安全意識を高めてほしいと思います。また、ベテランの方々も再確認し、若手にしっかりと伝えてください。安全な現場作りに協力をお願いします。

建設業界において、安全は全ての基本です。日常の何気ない行動が、大きな事故につながることがあります。この記事を通じて、一人ひとりが安全意識を高め、実際の業務に生かしていただければと思います。安全な現場を築くためには、皆さんの協力が不可欠です。私たち一人ひとりの注意と行動が、より安全で効率的な作業環境を作り上げるのです。

告知

最後に告知です。現在、私は講和やセミナーに力を入れております。安全講和やマーケティング的な話など、私の経験をもとにお話ししていますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。現場ラボからの問い合わせやDMでも構いません。

それでは、本日もご安全に。