Vol.005 残業が減り休日が増えたら、その後どうなる?

2024年の残業規制に向かって、四苦八苦している会社が多い昨今。

うまくいくかどうかで悩んでいるところ気が早いと思われるでしょうが、今回少し未来を予測してみたいと思います。

これから少しずつ残業が減っていき、休みが増えたとしたら。

自分の自由な時間が作れたとしたら、その先どのような未来が待っているのかについてお話していきます。

2019年に、建設業などに先立って他産業の残業規制がスタートし、その後、世の中の流れとして起きたのが「副業ブーム」です。

老後の為、お小遣いの為、自由に使えることになったこの時間で、副業を始める人が多くいたのです。

また、将来に備えて新しいスキルを手に入れようと、セミナーや講習などに参加する人も一定数増えたとの流れもありました。

これらは、おそらく少数派ではあるでしょうが、きっと建設業にも起こりうる未来。特に施工管理にとっては、この流れがある程度起こりうると思うのです。

「だからどうした?」と思うでしょうか。

でも非常に重要なことです。

自由な時間が生まれると、当然怠ける人も多いでしょう。ただ、一定数のアクティブな人も確実にいます。

そういう人は、きっと会社にとっても大切にすべき人材なのではないでしょうか。

だからこそ、「自分のスキルを高めようと思った時に、高められる体制を整えておきましょう」というのが今回のポイントになります。

進んで成長したいと思う欲求や、自分の力で利益を得たいと思うエネルギーを、無駄にしてはいけません。

もう少し具体的に言います。

例えば、「新たなスキルを学びたい」と思った時、それをサポートする体制を作るのです。

例えば、「副業をしたい」と思うなら、それが簡単にできる仕組みを作るのです。

それが、必ずや会社の強みとなるでしょう。

特に今は、リスキリングに対して政府が力を入れており、その補助金や助成金をうまく活用することで、社員のモチベーションも安価で上げられます。

例えばそれによって、動画編集のスキルを手に入れたとすれば、その力は現場にも生きることになるでしょう。

副業をしたいと思う気持ちを奪うのではなく、社内で活用できる仕組みを作るのです。

例えば「社内起業」という形で「施工図を1枚描くと20000円」というような商売をしてもらう仕組みもあります。

忙しい現場のために、社員が「副業」として図面屋さんをやるイメージ。

スキルも向上し、お金ももらえる。そんな仕組みを作る会社もあります。

未来起こりうる流れが今見えてきたのであれば、会社としてはそれをうまく活用すべき。

まして前を向いて自分の力で進もうとする社員は、どんどんと後押しすることで、会社を成長させる結果にもなるでしょう。

ぜひ様々なアイデアを柔軟に生み出し、この時代を切り開いてください!

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