先日、後輩に「結婚するメリットって何ですか?」と聞かれました。
その時には、「結婚をメリットとかデメリットで考えちゃうレベルなら、結婚はまだ早い」なんて、かっこいいことを言ってしまいました。
人を好きになることや、一緒に暮らしたいと思う気持ちは、理屈ではない部分が多いと思うからです。
ですがその後、敢えて結婚のメリットについて考えてみました。
すると、実は仕事における効率化と共通する部分があると気付いてしまいました。
今回はそんなお話をしてみます。
例えば2人の人間がバラバラに暮らす場合、食事を作るにせよ、掃除をするにせよ、2人いれば2人分のやるべきことがあるはずです。
仕事をしながら、こういう小さなことが積み重なって、忙しい毎日になるのが一般的でしょう。
1人分の食事を作る場合、2人がそれぞれ作れば2倍の労力となります。ですが2人分を一気に作る場合、きっと2倍ではなく、1.3倍くらいで収まるように思います。
同時に、費用の面でも圧縮されますよね。掃除をするときも、当然同じような計算が成り立ちます。
感情を抜きにして考えた場合、これだけでも十分なメリットと言えます。
だから片方だけが働いても生きていける「専業主婦」のようなスタイルが成立するわけです。
さて、業務効率化を行う上で「分業化」は必須と言えます。
仕事をバラバラに細分化し、カテゴリー分けをした上で、分担を決めて業務を行う。これが業務効率化の基本です。
現場で業務を行う人は、デスクワークを切り離して現場に集中できます。
切り離されたデスクワークは、会社や外注などで進められる体制を作る。
こうすれば、現場と会社に行き来することなく移動時間が削減されます。
また、デスクワーク側はITツールやAIなどを駆使しやすくなるため、業務は圧縮できます。
そしてオンラインワークも視野に入ってくるのです。
各自がやっていた仕事を分業することにより、効率化は進むわけです。まさに結婚することのメリットと同じですよね。
まずは仕事を分解し、そしてカテゴリー分けをする。その上で分担を決めて仕事を行えば、2人で2倍の仕事ではなく、1.3倍の仕事量に圧縮できる可能性があります。
この考え方を基本に、ぜひ皆さんのフィールドで効率的な仕事のやり方を考えてみてください。
もし相談したいことがあれば、いつでも連絡をお待ちしております。