Vol.009 購入すべきか、リース・サブスクか

プライベートにおいても仕事をしていても。買った方がいいのか、リースやサブスクにしておくべきなのかを迷う場面があると思います。

例えばプライベートでは、住宅や音楽・映画などのエンターテイメント、最近では車のサブスなんてものも話題になっていますよね。仕事で言えば、パソコンなどの事務機器やオフィス、ITツール、従業員すらも派遣という選択肢はいわばリースのようなものだと言えます。

リースは他人のもので、購入すれば自分たちのものになる。もちろんそういう判断も間違えではありませんが、それだけ判断しては、お金の無駄になることも多いもの。とかく現代においては慎重に判断する必要があると思います。

今回は、どう決定していくべきなのか、その判断基準をお伝えしたいと思います。ぜひヒントにしてみてください。

①現金を手元に残す必要性

500万円のものを購入すれば、その段階で手元の現金が500万円減ります。でもそれを月10万円のリースにすると、現金は490万円残ります。単純な話ですが、いざ何かが起こった時に、手元に現金がない状況がいいのか悪いのか。これが一つ目の判断基準です。

②利用期間と頻度

例えばITの施策を打つために従業員を一人雇ったとして、仮にその施策が有効でないと分かったとしても簡単に解雇はできません。そう考えると多少高くても、試験導入の期間だけ派遣を雇うことも有効な選択肢と言えるのです。

③技術の進歩と価値

パソコンは、日々新しい技術がどんどん導入されます。購入すればメンテナンス費用も掛かります。ITツールも、ソフトで購入するとそこで止まりますが、サブスクならアップデートをし続けられます。時代に合わせて進歩するものは慎重に判断すべきと言えます。

④使用しない間の保管費用

物が大型になれば、それだけ保管する場所も必要で、費用も掛かります。除雪機を買ったが、稼働するのは冬だけで、夏場はただのお邪魔虫というのがいい例です。使う場面と合わせて、使わない場面も想定することが必要です。

以上、4つの判断基準をお伝えしました。もちろんまだまだ判断すべきことはたくさんありますが、賢い運用を心がける必要があると伝えたかったのです。

現代は特に、サービスがどんどんと進化します。これはつまり、今新しいものでも、すぐに古くなってしまうとも言えます。音楽CDを買う人がほとんどいなくなりました。“車はシェアすればいいじゃん“なんて考えももはや普通です。人の価値観も変わってきているのです。

「なんかもったいない」「せっかくなら」という、感覚での判断では資産を失うこともあり得ます。しっかりと時代を見渡し、少し先の未来を見据えた上で、賢い選択をしていってくださいね。

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