【建設業】デキる現場監督になるコツを教えます【最短で成長できる方法】

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GENBA Lab.の武田です。中小ゼネコンで現場監督歴17年、所長歴11年の経験があります。

建設業界をもっと働きやすい場所にするために現場効率化事業をスタート。発信活動にも力を入れています。

  • 建設業のデジタル化
  • 生産性を上げる方法
  • 部下の育て方
  • 先輩や職人との接し方
  • 図面の読み方
  • 悩みの解決法

などなど、主に、現場監督目線での配信になります。
上司にとっても若手や新人にとっても、役に立つ配信をどんどんしていきます!

最短で成長する方法

現場監督という仕事はなかなか成長する速度が上がりません。その原因は日々の繰り返し学習がしずらい職種だからです。

例えば公務員の様な仕事だったり、工場のラインの仕事だったり。。。このような職業は基本的に日々の仕事はある程度ルーティーンの様に行われていると思います。

・・・まぁ経験をしたわけではないので、もしかしたら僕の勝手なイメージになるかもしれませんが。。。

公務員で1つの書類を入力して整理し、処理するという仕事があったとしましょう。それとほぼ同じような仕事をする機会はいつ来るのかというと割と短いスパンでやってきます。次の日だったり、次の週だったり。

いずれにせよ、まだ一度目の作業の記憶が消えてしまう前にもう一度同じような案件に出くわすことができます。そうやって繰り返すことによって仕事を覚えることができるのです。

今日できなかったことは明日改善する。それでもできないことは明後日解決する。

スパンが短いので、仕事の質が上がっていきやすい環境で仕事を進めることができます。

そういう意味では工場のラインで働く人というのも、そんなイメージだと思います。もちろん機械が故障したり、製品トラブルが起きたりイレギュラーは起きると思いますが、頻度としてはルーティン作業に比べて稀なのではないでしょうか。

そんな職業に比べ現場監督は少し違います。なぜなら、仕事が常に「現場単位」になってしまうからです。

例えば掘削作業を段取りしたとしましょう。作業をする順番や効率、安全性を考えて計画を練っていきます。

そして稼働時にはその作業をチェックし、記録し、品質を確認していく。もちろん最初は間違えながらやっていく事になります。

そうやって経験を積んだとして、じゃあ次に同じような掘削作業を行うのはいつなのかというと、それは次の現場という事になってしまいます。

つまり、早くて半年後。長かったら数年後にようやく次の掘削工事を迎えることもあります。

その時になると前の工事のことを忘れていることがほとんどだと思います。その間にもあらゆる工種を経験してしまっていて、それぞれに新たな仕事があるからです。

現場監督は繰り返し学習ができないため、一人前になるためには、5年10年という時間がどうしてもかかってしまうという事です。

多くの現場監督は2年目に掘削がきてもあまり覚えておらず、3年目になってもうっすら覚えている程度という事にもなってしまうのです。この辺はある程度しょうがない事なのかなと思ったりします。

でも、その時の事を忘れてしまった先輩からすると「前にも教えただろ!」ということになり、言われる側は嫌になり仕事が全然面白くなくなってしまいます。

そして「言われることだけやっておこう」という人間が量産されてしまうわけです。

だからこそ、どうすれば最短で一人前になっていけるのかという方法を伝授します!

根本的な理屈を理解しよう!

結論から言います。

”公式を覚えるな!”です。

掘削工事を一度経験したとしましょう。そして次の掘削工事は1年以上後だったとしましょう。そうすると前の事なんて覚えていません。だから、そんな事はそもそも覚えなくていいということです。

掘削工事をする時には、まず計画図を描いて、あれを準備して、これを準備して・・・という方に暗記しようとしたとしましょう。・・・そんなの忘れちゃいますよね。

数学の公式、覚えていることなんてありますか?ちなみに僕はほとんど覚えていません。

だから丸暗記をすることはほとんど意味がないと理解しましょう。その都度ゼロの状態に戻っていてはいつまでたっても成長できないことになってしまいます。

そこで僕が言いたい事は「公式の作り方を覚えよう」という事です。

・・・何か難しい事言ってますよね。でも難しくないのです。

例えば掘削する時に、大きさを2500×2500で深さ1500で掘るという事だったとします。その時に言われた数字や書かれた数字を覚えていたとしても、次には絶対に忘れます。

だからその時、こう自分に聞いてみて下さい。「なんで2500×2500?」と。

そうするとベースの大きさが1500×1500だから、それよりも周りを500ずつ大きくして掘削するからだという事が分かります。

じゃあ更に、「なんで500大きく?」と自分に聞くのです。

そうすると型枠屋さんが作業をする時ベースと同じ大きさだと作業ができないから大きくしているという事が分かります。

つまり2500×2500なんて数字はどうでもいいのです。余掘り500なんていう数字もどうでもいいのです。

重要なことは”型枠工事をするためには大きくしないと、作業ができない”という根本的な理屈が理解できたことになります。

これが重要です。

ここが抑えられれば数字や文言の丸暗記ではない良さが出てきます。掛け算が出来なくても、それが足し算の延長線上にあることが理解できていれば答えをはじき出す事は可能ですよね。

台形の面積を求める公式を覚えていなくても、その作りが分かっていれば面積をはじき出せるわけです。

”作業をする時には、その作業スペースを確保する必要がある”という根本がわかれば、それが500である必要がない事にも気づきます。要するに作業ができればいいわけですから。

そしてその理屈が分かると、全く別の場面でも流用可能です。

石膏ボードを貼る時に”人間が入れない様な狭すぎる場所には貼ることは出来ない”という事が理解できます。

「石膏ボードを貼る」という事は覚えなくていいのです。「間仕切りをするために、安くて、硬くて、加工しやすい板材を貼る」と理解すれば、それ以外の様々な場面に流用できます。

つまり、最短で仕事を覚えていくためのコツというのは、今見える数字や文面に惑わされることなく、根本を抑えることだということ。

そこに早く気付くことができればどんな場面になったとしても臨機応変に対応することができます。

その為には今やっていること、やらされていることについて「なんで?」を考えていく事が重要になります。

最初は時間がかかるかもしれませんが、そこで積み上げた事は将来必ず生きてくることになります。