若手現場監督が1番嫌いな言葉【要注意!】

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GENBA Lab.の武田です。中小ゼネコンで現場監督歴17年、所長歴11年の経験があります。

建設業界をもっと働きやすい場所にするために現場効率化事業をスタート。発信活動にも力を入れています。

  • 建設業のデジタル化
  • 生産性を上げる方法
  • 部下の育て方
  • 先輩や職人との接し方
  • 図面の読み方
  • 悩みの解決法

などなど、主に、現場監督目線での配信になります。
上司にとっても若手や新人にとっても、役に立つ配信をどんどんしていきます!

これからはお前らの時代だ!症候群

「これからはお前らの時代なんだから、仕事の仕方もどんどん変えていかなきゃだめだ。」

・・・って、もう言うな!・・・というお話になります。

2024年の本格的な残業規制により変わらざるを得ない、がけっぷちに立たされている建設業の上司たちに、特に知って欲しい部分です。

「若いやつらの発想には、もうついていけない」とか「俺らはもう惰性でやっていくしかないのだから」とか。

先輩のそういうある種諦めの様な発言、聞いていて不快に感じる人は多いのではないでしょうか。もちろん、そういう言葉に期待を感じ、頑張る人もいるかもしれません。

例えば40代の業界バリバリの先輩が入って何年も経っていない社員に対して、冒頭の様な事を言ったりする場面で思うことがあります。

そもそも若手職員は、現時点で発展途上なわけです。これからまだまだ勉強し、覚えていかなければいけない事がたくさんあります。新しい事をどんどんと吸収し、いつか一人で戦っていけるようになるための武器を揃えていっている時期なわけです。

つまり、今教えられた方法以外の方法も知らなければ、それが便利なのか不便なのかの判別もつかない訳です。少なくとも「便利さ」というのは「不便さ」がわかるからこそ感じることができます。

そんな若手に対して「新しい仕事の仕方」と言ってみたところで、見付けられると思いますか?という話です。

それは仕事で色んな経験をしてきて、すでに自分の足で立ち、良さも悪さも分かっている先輩たち“だからこそ”生み出すことができると考えます。

そこに至るまでの苦労、一人前になっていくためのプロセスを知らない若手が「これ、便利そうじゃないっすかね?」と持ってきたとして、本当に業務改善になる斬新なものなわけがありません。

そんな成長途中の人が持ってくるものは、ほとんどの場合皆さんのお眼鏡にかなうものにはなりません。多分「そんなの使えない」とか「そういうのじゃなくてさ・・」とか言ってしまうことになるでしょう。

生きてきた環境や時代が違うので、根本にある考え方が違います。そしてその若く新しいアイデアを手に入れたいという気持ちは分からなくもないです。ですが、それは押し付けるべきことではありません。

「新しい発想を生み出す」という事は、今までのやり方を知っている事が前提になります。だって若手にとっては、その古いやり方自体が「まだ新しい」わけですから。

あなたの背中を見て成長します

仕事のやり方をわかっている若手がいたとしましょう。きっとその人は中堅社員として、現場で一線でバリバリ働いていることでしょう。ということは、じっくり考える暇はありませんよね。

仮にその時間を奪って考えさせたとして、結果皆さんの給料が失われます。それじゃ本末転倒です。

であれば、それ考えるべきなのは誰でしょうか?

10年後の会社の成長を生み出すために、本気で考えられる人は誰でしょうか?

デジタル化に率先して取り組まなければいけないのは誰でしょうか?

もう業務ができて、自分の足で立ち、信頼できる部下が育ち、自分の采配である程度の時間を捻出できる人・・・つまり「上司」であるあなたです。

にもかかわらず、「俺たちの時代じゃない、これからはお前らの時代だ」と投げていませんか?

まるで自分たちはもう充分頑張ったみたいな言い方をしていませんか?誰よりも高い給料をもらっているのに。

その考え方が今の若手を潰しています。若手はあなたたち以上に頭がいいのです。うまく押し付けようとしていることくらい、見抜いています。この情報化社会の荒波を難なく乗りこなしてきた猛者たちなのですから。

だから「サイキンノワカイコハ、スグヤメル」という事になるのです。そろそろ気付いてください。

これからはお前らの時代じゃありません。今も尚、あなたたちの時代です。

少なくとも自分事としてとらえて、学びましょう。押し付けるのではなく、かっこいい背中を見せてあげて下さい。

頭のいい若手は、そんな上司の行動をしっかりと評価しています。