「仕事ができる人の机はいつも綺麗」「机が散らかっている人は仕事ができない」──こんな話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。施工管理の仕事においても、机やデスク周りの状態は人それぞれで、一見すると仕事の能力とは関係がなさそうに見えます。
私自身、以前は「机の綺麗さと仕事の出来は別物だ」と考えていました。しかし多くの現場や人と関わる中で、整理整頓と仕事の効率には強い相関関係があると確信するようになりました。
本記事では、施工管理の視点から「仕事ができる人の机の使い方」と、すぐに真似できる効率化の考え方を紹介します。
一口に整理整頓といっても、やり方は人それぞれです。机の上も中身も整っている人もいれば、机の上は散らかっているのに仕事が早い人もいます。本記事では、施工管理の現場でよく見られる3つのタイプに分けて解説します。自分がどのタイプに近いかを考えながら読み進めてみてください。
株式会社 RaisePLAN 代表取締役
武田 祐樹(たけだ ひろき)
【保持資格】
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- 一級土木施工管理技士
【これまでの活動】
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- Instagramや音声配信など多メディアで情報発信。
- 電子書籍出版やオンラインセミナーを精力的に実施。
- 2023年3月、AbemaPrime出演で現場効率化施策が注目。
記事の監修

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タイプ① 机の上も中身も整っている施工管理
机の上も引き出しの中も整理されている人は、すでに整理整頓が「習慣化」されています。
必要な資料や道具がどこにあるかを把握しているため、迷わず次の作業に取り掛かることができます。施工管理の仕事では、資料を探す時間や準備に手間取る時間はすべて無駄なロスになります。ハサミ一つ、会議資料一式をすぐに取り出せる環境は、仕事全体のスピードと質を大きく向上させます。
このタイプの人が意識しているのは「未来の自分を助ける整理」です。
具体的には、
・資料のインデックスを付け直す
・現場ごとに資料を再整理する
といった作業を、1つの現場が終わるタイミングで行います。
次の現場が始まった瞬間から、過去の資料をすぐに参照できる状態を作っているのです。「以前調べたはずなのに、資料が見つからないからもう一度調べる」という無駄を減らすことで、経験がそのまま武器になります。
タイプ② 机は散らかっているが仕事ができる施工管理
一方で、机が散らかっているのに仕事ができる人も確かに存在します。このタイプは、単に整理できていないのではなく、机の散らかりを意図的に使って効率化しています。あえて仕事道具や資料を机の上に出し、引き出しを開け閉めする時間を減らすことで、作業スピードを上げているのです。
また、机の上に資料を並べることで、タスクを「視覚的に見える化」しています。右側に重要な現場の資料、左側に今日中に処理すべきタスクを置くなど、机の状態そのものをリマインダーとして活用します。複数現場を同時に管理する施工管理にとって、この方法は非常に有効なケースもあります。他人から見ると散らかっているように見えても、本人にとっては明確なルールがある状態なのです。
タイプ③ 机の上だけ綺麗で中身がぐちゃぐちゃな施工管理
最も仕事の効率を下げてしまうのが、「机の上だけ綺麗で、中身が整理されていないタイプ」です。一見すると整っているため、本人も「できている感」を持ちやすいのですが、実際には必要な資料がすぐに出てこず、探し物に時間を取られてしまいます。
この状態の怖い点は、見た目の整理=仕事が進んでいるという錯覚を生むことです。達成感だけが先に立ち、実際の業務は進んでいない。結果として、作業に取り掛かるまでに時間がかかり、タスクが後回しになり、仕事全体のパフォーマンスが落ちていきます。施工管理としては、周囲からの信頼低下にもつながりかねない状態です。
まとめ|整理整頓は施工管理の仕事効率を支える土台
机が綺麗か汚いかだけで、仕事の出来を判断することはできません。しかし、整理整頓と仕事効率には確実に相関関係があります。机の上も中身も整っていれば、次の作業にすぐ取り掛かることができ、仕事の質も向上します。あえて机を散らかしてタスク管理に使う方法もありますが、それは「意図的に管理できている場合」に限られます。
見た目だけを整え、中身がぐちゃぐちゃな状態は、最も効率を下げる原因になります。今回紹介した3つのタイプの中で、自分はどれに近いでしょうか。ぜひこの機会に、机の状態を見直してみてください。
施工管理にとって、常に準備が整っていることは大きな武器です。整理整頓を通じて、より効率的で信頼される仕事環境を手に入れていきましょう。
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