Vol.014 「定数」ではなく「変数」にエネルギーを!

皆さんの身の回りには、「定数」と「変数」があります。

定数とは、自分の力で動かすことが出来ないもの。
変数とは、自分の力で動かすことが出来るもののことです。

多くの人は、なぜか動くはずのない定数を一生懸命に動かそうとし、
一方で動かせるはずの変数は動かそうとしないようです。

皆さんに心当たりはないでしょうか?

例えば、居酒屋で上司の愚痴を言う場面が、まさにこれ。

どんなに文句を言っても上司の性格は定数であり、変えることはできません。
ですが、その上司を見返してやろうと努力をし、攻略し、成長していくことはできます。

つまり自分は変数なのです。

2024年に始まる残業規制について考えてみましょう。

「職人が日給月給である以上、土日休むなんて無理」
「人手不足が加速して現場が回らなくなる」

という話はよく聞きます。

ですが、これはすでに法律で決定している制度に対する不満です。
つまり、定数に対して文句を言っている状況です。

これで何かが変わりますか?

どんなに頑張っても、それはもう定数。
いくら文句をいっても、YouTubeにコメントしても変わることは絶対にないのです。

それどころか、抵抗すれば罰則すらあり得るのです。

ではどうすべきなのか。

僕らにできることは、「変数」に目を向けることです。
それ以外に前進する道はないと気付くことです。

この場合の変数は、自分か、もしくは自分の所属する組織ということでしょう。

まずは不満はあれど、その定数をしっかりと受け入れましょう。

その上で、自分ができることが何なのかの変数に目を向け考えましょう。
そして行動をしましょう。結局はそれしか方法はありません。

制度が失敗してくれることを祈るのではなく、
制度をうまく活用していける方法を本気で考えるのです。

今までよりも早く帰るために、業務の無駄を見直してみるのもいいでしょう。
DXを試してみることもいいでしょう。

とにかく何か行動をしてみるのです。

もちろんうまくいかないことの方が多いと思います。
でも行動をすれば、必ず何かが変わっているはずです。

今まで通りの日常を、壊すような定数が現れた。
ならば、それをうまくかわし、逆に今までより快適にできる方法を考える方が前向きですよね。

そしてそれは、制度を変えようと戦うよりも、何倍も現実的なはず。

社会の構造、会社の方針、先輩の性格、テクノロジーの進歩など。
身の回りに定数はたくさんあります。

でも、皆さんには「自分自身」という変数があります。

変わらないものにぶつかって無駄になるエネルギーを、
すべて変数に向けてみてください。

きっと見える世界が、どんどんと変化することを実感できるでしょう。
面白いほどに。

変数に目を向け、一緒にワクワクしていきましょう!

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