Vol.013 会社の未来は「教育」と「情報発信」が握る

情報をそのまま鵜吞みにしてしまっていると、
つい勘違いしてしまうものが2つあります。

今回はこれについてお話ししましょう。

1つ目は【教育は、人を育てるために行うもの】という考え。
2つ目は【情報発信は、採用を強化するもの】という考え。

両者とも、一見間違えていなさそうな気がします。
いや正確には、すべてが間違えているわけではありません。

表面上の言葉としては正解ともいえます。
ただ、本質的ではないのです。

では、それぞれ解説していきます。

教育を行うことで社員の実力を強化し、会社を強くすること。
きっとこれが一般的なとらえ方でしょう。

でも、今は違います。

教育は、社員を育てるためのものではなく、
【若者に目を向けるため】のものです。

教育にしっかり目を向ける会社は、
自ずと若者に目が向くことになります。

性格や得意分野、実力や価値観など。
時代と共に変わってきたものが何なのかを、敏感に感じることができるのです。

逆に教育を大切にしない会社は、
今や過去しか見ることが出来ず、ベテランが力を持ちます。

結果、変わることが出来ず、
古い体質が抜けない会社となっているのです。

事実、教育を大切にしている会社は生き生きとし、
ないがしろにする会社はどんどんと疲弊しています。

未来の会社を作るのは、いつだって若者。

そんな若者と積極的にかかわる会社は、
足りないものに気付き、変革の力が湧いていく会社と言えるのです。

採用力を上げるためには、情報発信を強化した方がいい。
きっとこれが一般的なとらえ方でしょう。

でも、それは間違いです。

情報発信は、採用力を上げるための施策ではなく、
【離職率を下げるため】の施策です。

SNSで会社の良い面や、かっこいい発信ばかりをしたとしましょう。

そこに集まるのは、そのかっこよさに惹かれた人ですよね。
つまりそれは、後日「そんなはずじゃなかった」と辞める人とも言えます。

そうではなく、リアルな日常をしっかりと発信しましょう。

すると、採用人数は減るでしょうが、
本当の会社を知っている人が集まります。

もともとそのつもりだったため、
辞める可能性は圧倒的に下がるのです。

とにかくたくさん採用し、少しでも残ればいい。

これでは、教える労力もコストも増大します。
現場は「どうせ教えたって、すぐ辞める」とモチベーションを下げます。

一つも良いところがないことに気付いてほしいのです。

今の時代は、会社の未来は「教育」と「情報発信」が握っています。

ですが、その本質を見間違えてはいけません。

未来を担う若者にしっかりと目を向け、
そして偽りのない会社の姿を世に発信していく。

これが、いつまでも伸び続ける会社だと考えます。

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