【新人教育】わからないことに対する自信を持て!

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GENBA Lab.の武田です。中小ゼネコンで現場監督歴17年、所長歴11年の経験があります。

建設業界をもっと働きやすい場所にするために現場効率化事業をスタート。発信活動にも力を入れています。

  • 建設業のデジタル化
  • 生産性を上げる方法
  • 部下の育て方
  • 先輩や職人との接し方
  • 図面の読み方
  • 悩みの解決法

などなど、主に、現場監督目線での配信になります。
上司にとっても若手や新人にとっても、役に立つ配信をどんどんしていきます。

学生を卒業し、新社会人となります。期待もあり、不安もある中新しい環境に飛び込んでいくわけです。もちろん最初はわからないことだらけ。それでも少しずつ新しいことを学び、だんだんと仕事ができるようになっていきます。

そんな中、多くの人はこんな悩みを持つことがあります。

「もしかしたら自分だけ遅れているのかも・・・。」

一緒に入社してきた何人かの同期がいればなおのこと、その不安は大きくなります。もうそこまで仕事をさせてもらっているの?自分はまだこれしかできていないのに・・・。そういう情報はいろんなところから入ってきてしまうもの。

職人さんから、業者さんから、先輩から。「同期の彼は頑張っているよ」なんて言葉を言われると、言いようのない焦りが襲い掛かってきます。そして、自分だけが遅れている?という感覚になってしまうのです。

でも、安心してください。相手もそう思っているのです。

誰もが業界に入ってすぐは、みんな素人です。そもそも同じ土俵に立っています。もしかしたら学校で学んだことに微妙な差があり、先を進んでいる可能性もなくはありません。ですが、それは誤差の範囲。

学校で学ぶことは、実務で学ぶことに比べると、ほんのごくごく一部にすぎないからです。そう言い切れる根拠はありますが、今回はそこまでは語りません。

結局はスタート地点はほぼ横一線だということを知りましょう。その上で、なぜ同期の方が先を言っている気がするのか。そこには理由があります。

結論からいうと「覚えるべきことが膨大にあるから」ということです。

実務は学校のように順序良くやってくるわけではありません。そして何より、明確な順序なんてものもありません。膨大な「覚えること」の中で、ランダムな順番で教えられているだけの話です。

1、2、3、4というようにあなたが教わっていたとしましょう。でも同期は1、3、4、2という順で教えられているだけの話。だから自分はまだ2なのに、同期は3をやっているという焦りになるのです。もしかしたら先に8や9をやっていることだってあり得ます。細かい順番なんてどうでもいいくらい、覚えることはたくさんあるのですから。

でも大丈夫。仕事のすべてはつながっています。先に進んでしまったと思われる同期の人間も、いずれは2を学ぶことになります。そしてその時あなたは、8を学んでいることでしょう。そして相手が焦ることでしょう。

つまり、今できるようになっているものはお互いに限られており、その中のたまたま1つに焦点を当ててみたときに、それを比較してみただけの話。それだけ見れば確かに多少の優劣はあるのかもしれません。

ですが、その段階で全く同じである方がむしろ不自然。学校で順番に学んでいるわけではないのですから。言ってしまえば、そんなことはどうでもいいくらいの誤差の範囲でしかないと知っておきましょう。

そんなことに不安を感じ、焦り、自分を大きく見せようと「知ったかぶり」をしてしまう人も少なくありません。ですが、そういう行動をとった人の末路は散々なもの。だって、知っていると判断されると、もう決して教えてくれなくなるのですから。

まずは、しょせん人間の能力なんて大きくかわらないことを理解しましょう。その上で、焦らず着実に知識と経験を増やしていったものが最終的には勝者です。だから僕は、新人にはこう伝えます。

いつになっても、分からない事に対して堂々と聞ける人間になれ、と。

新人だから、若者だからということではなく、ベテランだって同じことです。

結局は知識勝負。経験値勝負の仕事です。知らないことを見つけたなら、むしろ喜ぶべき。だって知識が増えるのですから。できることを追い求めても成長はありません。

他人との差を比べるのではなく、単純に知らないことを知っていくというプロセスこそ、技術者の技術者たる姿勢なのだと感じます。焦る必要はないのです。

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