こんにちは、ライズプランの武田です。私は建設業を楽しくするためにYouTubeチャンネル「建設業を持ち上げるTV」を運営し、若手の育成や働き方改革のサポートを行っています。今回は、特に若い皆さんに向けて「嘘をつかないこと」の重要性についてお話ししたいと思います。
この記事を書いた人
株式会社 RaisePLAN 代表取締役
武田 祐樹(たけだ ひろき)
【これまでの活動】
- 総合建設業に17年在職後、独立起業。
- 建設現場の生産性向上支援や施工管理の教育支援を展開。
- 中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家。
- YouTubeや音声配信、Instagram・メールマガジンなどで情報発信を行い、電子書籍の出版やオンライン講師、オンラインセミナー活動に積極的に取り組む。
- 建設業の現場効率化の仕掛け人としてAbemaPrimeに出演(2023年3月)。
嘘がもたらす悪循環
まず最初に強調したいのは、嘘をつくことの悪影響です。仕事において嘘をつくことで、非常に悪いスパイラルに陥る可能性があります。例えば、仕事が終わっていないのに「終わった」と嘘をつくとどうなるでしょうか。その嘘を信じた上司や先輩が次のステップに進むと、全ての段取りが狂い、結果として大きな問題を引き起こします。
小さな嘘が積み重なり、多くの人に迷惑をかけることになります。嘘をつかずに「まだ終わっていません」と正直に報告することで、問題の早期解決が図れます。
小さな嘘が大きな問題に
次に、「やってもいないのにやった」と嘘をつく場合です。手をつけていない仕事を「やりました」と報告すると、上司が詳細を聞いた際に矛盾が生じ、無駄な説教を受けることになります。本当に手をつけていないなら、その旨を正直に伝えることで、適切な指導を受けることができたかもしれません。
また、「わかっていないのにわかった」と言ってしまうことも問題です。先輩は「わかった」と信じて次のステップに進みますが、実際には理解していないために、後々大きな問題に発展します。知らないことを「知っている」と装うと、後で説明を求められた際に困ることになります。
失敗を隠すことのリスク
失敗を隠すための嘘も重大な問題を引き起こします。例えば、段取りを間違えたことに気づいても、それを隠そうとすることで、さらに大きな問題が発生します。失敗を正直に報告し、問題解決に取り組むことが重要です。これにより、原因を特定し、迅速に対策を講じることができます。
嘘が許される場合もある?
ここで少し矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、嘘をつくことが許される場合もあります。それは「人を守るための嘘」と「成長するための嘘」です。例えば、部下が失敗した場合、自分が責任をかぶることで、部下の成長を助けることができます。また、切羽詰まった状況で「順調です」と言うことで、最後の一踏ん張りを引き出すことができるかもしれません。
しかし、自分を守るための嘘は絶対に避けるべきです。嘘をつかないことで、次の段取りを正確に組み立てることができ、全体の流れがスムーズになります。
まとめ:誠実さが成功を引き寄せる
今回の話を通じて、嘘をつかないことの重要性を理解していただけたでしょうか。嘘をつかないことで、仕事の流れがスムーズになり、全体の効率が向上します。正直な姿勢を持つことで、上司や同僚からの信頼も得られます。
若い皆さんには、正直に自分の状況を報告し、誠実に仕事に取り組むことの重要性をぜひ心に留めていただきたいと思います。嘘をつかず、誇りを持てる仕事を目指して頑張りましょう。