働き方改革の本質は「残業を減らす事」ではない

働き方改革は、「残業を減らす事」ではない
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働き方改革で変えなければいけない本質

働き方改革

働き方改革ってどういうことだと思っていますか?
仕事時間を減らすことですか?本当にそれが本質でしょうか?

そんなあなたに質問です。
仕事時間が半分になったら、あなたの悩みは減りますか?
仕事って楽しいって思えますか?充実した仕事だな!って思えますか?

そうじゃないですよね。そういう人も中に入るかもしれませんが、よく考えると根本的な解決になっていないという事に気付きます。

例えば、嫌な仕事を2時間しているという人がいたとして、家に帰った時に「明日もまた嫌な仕事を2時間しなきゃいけないんだ・・。」って思った場合、苦痛ですよね。

その苦痛な時間が10時間だったとしても、結局嫌ですよね。要は、程度の問題であって、根本的には何も変わらないという事になります。まさに50歩100歩です。

そもそも楽しくもなんともない仕事の時点で、おそらく働き方改革は不可能だと僕は考えます。残業時間が減ったとしても、解決しないから。

単純に「働く時間を減らせば、働き方改革は完成する」と思っているのであれば、それは違います。その改革では「ましになる」という程度だという事です。

極度なマイナス状態だったところから、ゼロに近づくかもしれませんが、絶対にプラスにはならない考え方です。そうではなく、プラスにすることこそが改革という事です。

働き方改革で本当に変えなければいけない事、その本質は何か。
それは、「楽しい働き方に変える」ことです。

本当の働き方改革とは

本質

先ほどの話で「嫌だ」と少しでも感じる仕事は、時間が長かろうと短かろうと、辛いという事が分かりました。じゃあ嫌だと感じるのはどういう場面化というと、それは「やらされている」仕事です。

さてそろそろ勉強しようかなと思って動こうとした時に、「早く勉強しなさい!」と言われて一気にやる気を奪われた記憶はありませんか?主体的に動こうとしたところから、一気にやらされ仕事になったからです。

つまり、自分で考えて自分で進んでやりたいと思う様な仕事をすることが、おそらく多くの人間が「楽しい」とか「やりがいがある」と感じる仕事だと思います。

働き方改革という政策によって、少なくとも世の中の意識は変わってきたことは間違いありません。長時間労働に「過労死ライン」というものを設け、それ以上働く人は罰するという事まで打ち出してきています。まるで、頑張ることが悪い事かの様な風潮になってきています。

ですが、働く時間だけを解決したところで、本質的には変わらないという事が分かっていただけたと思います。要するに、「みんなが進んで働きたいを思ってくれる仕事に変えていく事」こそが、本当の働き方改革だと考えます。

ではどうしたら、みんなが主体的に働こうとしてくれるのでしょうか。
教育の仕方を変えれば良いのでしょうか。
もっと部下とコミュニケーションをとった方が良いのでしょうか。

強いリーダーシップが必要なのでしょうか?
思い切って家族の様な関係性にしますとか?
もっと効率的にITを導入した方が良いのでしょうか?

答えは、・・・残念ながらわかりません。

ここまで引っ張っておいて、何を言い出すんだ!って思いましたか?でも、僕は教育の専門家でも、自己啓発のスペシャリストでも、経営コンサルタントでもありません。ただの技術屋です。だから、それは皆さんがお考え下さい。

少なくとも、ただただ残業時間を減らすことだけが正しいという事ではないと、考えてくれましたよね。どうしたら進んで仕事ができる土壌を作ることができるのか、って考えましたよね。

僕の今回伝えたかった事は、「働き方改革について」ではありません。

皆さんの「考え方改革」です。

方向が定まれば、今の職場、今の仕事、働く人たちの性格、家族、役員、歴史、地域性、ITレベルなど、色んな条件を踏まえて考えればきっと良い考えが生まれます。
というか僕もまだうまく見付けられていません。

でも、残業時間を減らす事が全て正義であるというのは違うと思います。それはあくまで「要素」の1つであって、本質は「働く皆さんが幸せだと感じること」なんだと思っています。

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