【建設業/施工管理】現場監督に向いている人の5つの特徴

現場ラボ運営のたけだです。僕は施行錯誤しながら教育をやってきました。

新人や後輩たちの中でも“こいつ伸びているな~”とか“これは磨けば光るタイプだな”と思う節があります。これから伸びていくなと見極めることの出来る特徴がある程度共通していることがわかってきたのです。

5つの特徴があります。どれかに当てはまっていればしっかりと伸び、会社の礎になってくれるだろうなと思うようなその特徴をお話します。

先輩たちは見極めの判断の参考になると思います。後輩たちは当てはまっているのであれば、あなたは大丈夫です。当てはまっていないのであれば是非参考にしていただきたいと思います。

この記事を書いた人
腕組みをする運営者

武田祐樹(たけだひろき)

総合建設業に17年在職し、官民問わず数多くの実績を積む。

現在はオンラインを中心に活動し、中小企業デジタル化応援隊事業(中小企業庁)のIT専門家としても活動。YOUTUBEや音声配信、インスタグラムなどで情報発信を行い、電子書籍出版やオンライン講師、オンラインセミナー活動も積極的に行う。

保有資格

  • 1級建築士
  • 1級建築施工管理技士
  • 1級土木施工管理技士

建設現場生産性向上サポート
HT RaisePLAN 代表 

目次

ベクトルを自分に向けている人

例えば、周りが悪い・環境が悪いと言っているのではなく、それに適合できない自分が悪いという風に考えられる、いわゆる“自責の人”という考え方です。

言葉の端々に人のせいにしている捉え方が出来るような言葉を放ったりする人はよくないと思います。人のせいにしている以上、吸収できる量が小さくなります。

自分が良くない、自分が改善しなきゃいけないと思い発言している人はベクトルが自分に向いています。

残業しているのは会社の体制が悪い部分はあるかもしれませんが、改善できるところないかと自分と向き合っていますか?

自分がそれに適用するとしたらどう変わっていけばいいのかと前向きな考え方をしている人は自分を周りの環境に合わせて変化させることができるくらい柔軟に対応することができ、伸びていくと思います。

素直な人・かっこをつけない人

例えば、先輩から教えられたことを素直に聞ける人はたくさんいると思います。

後輩に尋ねられてそれが分からなかった時「わからない」と素直に言えますか?というところが分岐点ではないかと思います。

新人でこれを判別するのはなかなか難しいのですが、2~3年目になり後輩が入ってきた時にわかります。後輩に質問返しができたり、分からないものはわかるものから手に入れようとする力が強い人が伸びていくだろうなと思います。

自分の偏見や自分の勝手なポリシーを作ってしまい、ガチガチに固めてしまうのではなく、その時々に応じて発生する問題を一番手っ取り早く解決する策というのを効率よく見出すことができるわけです。

だからこそわからなかったら素直に“わからない“と言える人、そして自分が悪かったら”ごめんね“と言える人は吸収する量が大きくなるということです。

素直にわからないことをわからないと聞き、自分の思っていたことと相手の思っていたことが違った場合ぶつかるのではなく、そういう考え方もあるのかと考えることができる人は伸びていくと思います。

思ったことを考えて喋れる人

例えば、面接時自分のことを考えて喋るのではなくテンプレートに沿って喋る人がいます。受け答えをポンポンと返さなきゃいけないと思い込みすぎ思ってもいないことを口に出す瞬間はありませんか?

自分の思った意見を口に出しているのではなく、こう言われたからこう返すという反射的に喋っている人は伸びしろがなくなると思うのです。

会話をしている以上、相手がどういう人間なのか、どういう意見を持っているのか意図して質問をするわけです。面接に限らず一般的な普通の雑談の時もそうです。

自分の能力を超えるようなものを安請け合いしないとか、自分を高く設定したり低く設定するのではなく、今俺はここに立っているという素直な気持ちをしっかりと述べられる人は強いと思います。

疑問が多い人

頼まれごとを素直に聞く人がいます。それは決して悪いことではありません。

結果としてよくわからないまま終わる人に対して、「意味あるのですか?」とか「それって何をやろうとしているのですか?」と自分が今やっていることはどういう意味があるのかしっかりと考えられる人は身になる率が高いです。

物事に対する疑問を持つということはその物事の本質を捉えていくということになります。何をやらなければいけないではなく、何かをするためには何かをやらなければいけないと押さえておく人が一番強いのです。

疑問を多く抱く人は自分が意味のないことをやるのを嫌うのです。つまり本質をしっかりついたことがやりたいと思うわけです。

根本を抑えられる人は無敵のスキルなのかなと思います。

悔しい気持ちが強い人

相手よりも自分の能力が劣っていると気付いた時に悔しいという感情を持つ人がいます。

もしかしたらピンとこない人もいるかもしれませんが、大きく歳が離れていて経験値も圧倒的に多い先輩に対して戦いを挑もうなんて思わないですよね?でも世の中にはそこに対して戦いを挑もうとする人がいるわけです。

実際戦いを挑んでいるかどうかは別として、あの人にできてなんで自分はできないのだろうかと悔しく思う人がいます。

悔しく思うというその気持ちは大きな原動力になるのです。

この気持ちを原動力にしてさらに学習をしてみたり、どうやったらできるようになるのか素直に聞ける人は強い人だと思います。

悔しさを大々的に表に出す人はきっと弱いです。根本的な気持ちとしては強いのかもしれませんが、表に出してしまうと敵をうみやすいのでどんなに能力が高かったとしても周りが認めないということになってしまいます。

表に出しすぎないように、でも出さないとあなたの気持ちは伝わりませんのでその辺の微妙なさじ加減を間違えないようにしていただければきっと伸びていくと思います。

まとめ

現場監督に向いている人の特徴を5つ挙げました。

  1. ベクトルが自分に向いている人。
  2. 素直な人。かっこつけない人。
  3. 自分の思っていること、考えていることをしっかりと喋れる人。
  4. “なんでだろう”と疑問をしっかりと持てる人。
  5. 何かあった時に悔しいと思える感覚を持っている人。

5つあるうちどれかにヒットしていれば、後輩・新人は伸びていく可能性が十分にあるという風に踏み、そこの能力を引き上げるべくどういう風な教え方をしたらいいのだろうか試行錯誤しながらやってきました。

現場に行った時に“この子成長してきたな~”と思う節があると涙が出そうなぐらい嬉しく感じることがあります。

ベクトルを自分に向け、この環境に適応して一番能力を発揮するとしたらどういう人間になるべきか、どういう考え方を持つべきか素直に考えられる人になっていただければと思います。

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